外傷①

2016年5月31日

ここ2週間ほど、外傷による来院の患者様がお見えになられました。

外傷は手や足の擦り傷とはもちろんのこと、顔面を打つ場合も非常に多いです。

年齢的には小児から大人まで様々です。

顔面に限れば当然、歯を折る場合や、折れなくてもひび割れが入るなど。あるいはお口の粘膜を切る場合など本当にその時々で色々な状態でお見えになられます。

今回は大人の症例を挙げますと、写真のようにかなり広範囲(大体4cm〜5cmほど)に粘膜が切れています。粘膜は治りとしては良いことが多いものの、出血を時として大量にしているように見える場合が多いです。歯科で確認すべきことは、骨の骨折の有無の確認、次に歯の破折や脱臼の確認、最後に粘膜という順になりますでしょうか。骨の骨折は実はx線で確認しても分かりにくい場合が多く、噛み合わせのズレを確認したり、場合によってはCT撮影という選択をした方が良いこともあります。

今回は近隣の他科からのご連絡を受け救急という形で来院していただき、消毒及び創面を縫い合わせることで、腫れは多少がまんしていただくこととして止血を最優先しました。粘膜なので1週間でかなり治癒が見られます。腫れが引くまでにはもう少しかかりますが、かなり深い傷でしたので、筋肉層を含めて8針ほど縫ったことを考えれば治りとしては良い方だと思われます。

 

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